Basis と Strada のご紹介:検証・妥当性確認、及びドライブデータの探査

2021年9月9日

当社は、ADAS (先進運転支援システム)および自動運転システムのより包括的なテストおよび開発をサポートする2つの製品を発表しました。Verification and validation (V&V、または検証・妥当性確認) マネジメントプラットフォーム「Basis」とドライブデータ探査ツール「Strada」は、ロングテールのイベントに備え、安全な自動運転システム、及び ADAS (先進運転支援システム) を一般に展開することを可能にします。

自動運転システムの開発やテストが成熟するにつれ、合成シミュレーションに加えて、現実世界のデータを使用することがますます重要になります。自動運転車両が現実世界で遭遇する可能性のある無限に近い数のイベントをカバーするための新しいアプローチが必要となっています。

Basis と Strada は、要件の管理と検証を可能にし、現実世界のデータをより有効に活用することで、このニーズに応えます。

Basis: 検証と妥当性確認 

安全性が求められるソフトウェアが満たすべき要件を検証するために、システムエンジニアリング、および検証チームは、レアにしか起こらない失敗シナリオやその無数のバリエーションの修正に注力する必要があります。Basis はエンド・ツー・エンドの V&V 管理プラットフォームであり、これらのチームが要求事項とテスト管理を一元化し、効率的に進捗状況を把握し、公共の場での展開のためのセーフティケース (安全性) を構築することを可能にします。

主な特徴は以下の通りです。 

  • オートサンプリングを用いて、大きなパラメータ空間から故障事例などの関連するシナリオを低い計算コストでインテリジェントに識別します(図1)。
  • システムパフォーマンスレポートを自動的に生成し、障害点の分析、KPIの追跡、外部のステークホルダーへの進捗状況のコミュニケーションをサポートします。
  • 自動シナリオ生成機能を利用して、高レベルの要件定義から数百万の実行可能なシナリオを作成します。 
  • 他社製ツールから要件やメタデータを取り込み、要件やテストケースをシナリオにリンクさせ、テスト環境別(Software-in-the-Loop、Hardware-in-the-Loop、Vehicle-in-the-Ioop、テストトラックなど)に整理することで、エンド・ツー・エンドのトレーサビリティを実現します。
図1:オートサンプリングにより、システムエンジニアリングチームは大きなパラメータ空間から故障事例をインテリジェントに特定できます。

Strada: データ探索の推進 

アルゴリズムの開発に現実世界のデータを利用することは、時間とコストがかかることが多いです。自動運転システムや ADAS のエンジニアリングチームは、特定のイベントを見つけるために、通常、何千時間ものドライブデータをダウンロードして検索する必要があります。Strada は、エンジニアがドライブデータを一箇所で管理し、スタック性能の問題を簡単に特定できるドライブデータ探索ツールです。

主な特徴は以下の通りです。

  • シナリオサーチを使用して、何時間もの既存のドライブログから、離脱、異常、その他の重要な問題を自動的に特定します(図2)。
  • ドライブデータにメタデータを付加し、イベント、オブジェクト、異常パターン、カスタムメトリクスなどのアノテーションを自動的に行います。
  • 組織全体のドライブデータの共有を可能にします。クラウドベースの Stradaを活用することで、データのダウンロード無しで、ウェブ・ブラウザを通じてドライブデータを可視化、照会、使用することができます。
図2:シナリオサーチにより、何時間もの既存のドライブログから興味深いイベントを自動的に特定することができます。

BasisとStradaにより、V&Vワークフローを管理し、ドライブデータを活用して、安全な自動運転システムの展開をサポートします。製品デモにご興味のある方は、是非当社のエンジニアリングチームまでお問い合わせください。